【書籍紹介】『うつ病の反すう焦点化認知行動療法』
2025年03月20日 21:26
書籍紹介
~うつ病の発症・維持にかかわる「反すう思考(反復的な否定的思考)」軽減のための治療マニュアル~
『うつ病の反すう焦点化認知行動療法』
エドワード・R・ワトキンス 著
大野 裕 監訳 / 梅垣 佑介,中川 敦夫 訳
岩崎学術出版社 〔2023年6月発刊〕
定価 6,500円(税込) 2025年3月時点
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│ぬくもっと情報│
訳者のおひとりで、著者のワトキンス教授のもとで学ばれた梅垣佑介先生が、
「ぬくもっとCBT」読者に向けて、本書の特徴についてご紹介くださいました。
本書の反響を受けて、2025年2月には一般の方向けにRFCBTをわかりやすく解説した
『「反すう」に気づいてぐるぐる思考から抜け出そう!』も出版されています。
▼訳者のおひとり、梅垣先生より▼
本書は,治療者・支援者のための反すう焦点化認知行動療法(RFCBT)のマニュアルとして2016年に出版された書籍の翻訳書です。
反すう思考がいかにうつ・不安といった不適応につながるかを豊富なエビデンスに基づいて示した上で,
RFCBTがいかなるものか,どのように進めていくのかを,具体的な説明と架空の患者さんとのやりとりに基づいて詳述しています。
RFCBTは一つの治療法として用いることができるのはもちろん,一部の要素を取り出して標準的なCBTに付加して用いることもできます。
ぜひ多くの治療者・支援者の方に手に取っていただき,日々の治療・支援にお役立ていただければ幸いです。
(梅垣 佑介)
▼ 目 次
第1部 反すう――精神病理とその治療
第1 章 なぜ反すうを治療のターゲットにするのか
第2 章 反すうを理解する
第3 章 反すう焦点化認知行動療法の構成要素と基本的な考え方
第2部 反すう焦点化認知行動療法
第4 章 治療初期のアセスメント
第5 章 治療原理と目標設定
第6 章 反すうの機能分析
第7 章 介入技法の選択
第8 章 介入を行う:困難な事象とその対応
第9 章 情報処理スタイルの変容:具体的思考
第10章 情報処理スタイルの変容:没頭体験
第11章 情報処理スタイルの変容:コンパッション
第3部 反すう焦点化認知行動療法の適用と拡大
第12章 反すう焦点化認知行動療法の事例:開始から終結まで
第13章 反すう焦点化認知行動療法の応用
付録 ハンドアウト
▼更に詳しい内容・情報はこちら *外部サイト(岩崎学術出版社HP)へリンク
『うつ病の反すう焦点化認知行動療法』
(RUMINATION-FOCUSED COGNITIVE-BEHAVIORAL THERAPY FOR DEPRESSION)
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